バッテリーの移設

<’09/07/19>

MR−Sは重量配分が48:52です
さらにスペアタイヤなどをおろすとリヤのほうが重くなります

そこで重量バランスを前寄りにするために,バッテリーをフロントに移設します
もちろん低重心化にもなるので悪いことはないでしょう

デメリットは,火災かな
ケーブルの断線ショートもしくはバッテリずっこけで端子接触が怖い

Befor
純正のボックスもスペアタイヤもない状態です


必要なバッテリーケーブル類
線径はAV20を採用
黒いのは保護用にスパイラルを巻いてあります
写真は2台分あります


バッテリーケーブルを配策しました
ハイカレントヒューズは100Aです
これは必ず必要です
バッテリのずっこけ防止と水平を保つために,アルミアングル材をあてがいました


要所要所を絶縁処理しバッテリーを固定
固定にはでかいホースバンド状のものを使用
実はトラック用TPMSの固定バンドを流用したのでした
ステンレスのようですが,腐食するかは不明


バッテリのアース側はアースポイントに共締め


ハイカレントヒューズ部のアップ


エンジンルーム側のBefore


バッテリとブラケットを取り外し


アースはアースポイントに共締め


プラス側はボルトで締結
ばっちり絶縁して近くのハーネスに固定


大体の位置が決まったら本固定します
エアコン配管にタイラップで固定しました

今回撤去した部品たち



気になる重量
移設用追加部品:+1.28kg
バッテリBRKT取り外し:-0.7
結果,重量増し+0.58kg

意外と重くならなくて良かった

町乗りのインプレですが,明らかにフロントの接地感が変わりました
ハンドルも重くなった感じ
町乗り程度ではバッテリーがずれることもありませんでした

これはスポーツ走行が楽しみですが,セッティングやり直しかな
そのくらいの変化があります

<'09/09/13>
ジムカーナでのインプレです

丸二日走りましたが,バッテリがずれることはありませんでした
結構心配だったけど良かった

メリット
コーナリング中のフロントタイヤが逃げるような感触がなく,ステア操作にリニアに反応するような感じ
特に良いのは低速のターンセクションで,サイドターンが楽になりました
これまでは力技で曲げるようなターンも,ヌルッと回れる感じ(わかりにくいね)

デメリット
リヤのトラクションが抜けやすくなります
ちょうど良かった前後重量バランスを崩したわけなので当たり前ですが,かなり苦労しました
これまで通りの突っ込みでは,リヤブレイクしてしまい,フロントが止まってしまいます
なので,早めにコーナリングを始めてアクセルで曲げる必要があります(これメリットね)
このタイミングを体に覚えさせるには結構時間が必要

車の挙動が変わりすぎて,戸惑いました(戻そうかと思った)
しかし,次の理由でこの仕様が正しいと信じてセッティングしようと思っています
・重量バランス的には適正化されていること(本来あるべきスペアタイヤやラゲージボックスの代わり)
・リヤの軽量化との相乗効果
・得られるメリットも大きい

乗り方を変えるのはもちろん,セッティングも次の方向で探りたい
・前後車高変更による荷重調整(消極的アプローチ)
・フロントのバネレートアップ(積極的・・・お金かかる)

ちなみに
現状では峠の下りは辛い仕様になっています
いろは坂の下りでハードブレーキすると,あっさりリヤブレーク(ほぼスピンモード)
その代わり上りはフロントの安定感抜群でした

そういう意味でも慣れとセッティングが必要です
なのでこれも早いうちに実施するのがいいんでしょうねぇ・・・・