ロールバー 

オープンカーの場合,JAF公認競技のジムカーナをやるためには,4点式以上のロールバーの装着が義務けられています
これは転倒の際の乗員保護を目的とされています
ジムカーナといえども,稀に転倒するのです・・・3回は見ましたね

さて4点式以上の・・・となっていますが,ロールバーはリヤ4点式が基準で,追加されるごとに点数が増えることになるようです
従って,最低リヤ4点式が必要です
当初クスコ製フロント4点式の購入を検討しましたが,発注寸前にこのことを知り,損せずにすみました(感謝)

MR-Sというマイナー車両ですが,ロールバーも有名どころでリリースされています
オクヤマ,チャレンジャーのものは幌を外す必要があり,断腸の思いで決断を迫られます
サイトウロールケージのみ,幌を外さなくて良い形状ですが,取り付け形状の解釈でJAF規定準拠に微妙,何とかなるかも

私が選択したのは,オクヤマ製リヤ4点式です
一番確実な線だったのが理由です
価格は42000円(送料税込みで良心的)
納車日に発注し,ちょいと遅れて3週間後に納品されました

ほんじゃま付けましょう
でも大した作業じゃないので簡単に

1.仮組み  
室内でバーを仮組みし,固定用の穴あけ位置を決めます
やり直しがきかないので,入念に検討してください
 
2.穴あけ  
電動ドリルを準備します
取り付けボルトが8mmだったので,8.5mmの穴を開けるのがベストです
6.5mmしか持ってなかったので,削り工具で拡大しました
 
3.シール剤の除去  
取り付け面にあるシール剤は邪魔なので取り除きます
リヤ側(写真なし)はメルシートもあるので一生懸命剥がしましょう
私はメルシートは剥がさず上から付けましたが・・・

穴の部分と剥がした跡に多少傷が付くでしょうから,防錆のためタッチアップ等で塗料を塗ります

運転席右後ろ側の写真
中央のでかい穴は最初から開いているもの
その上に3箇所穴を開けた
さらに上のグレーの部分がシールを剥がした跡
4.同様にリヤバーも装着  
ここで失敗しました
表から見て位置を決めたのですが,エンジンルーム側のあて板がボデーに干渉しNG
しょうがないのであて板を曲げて対応,分厚いので苦戦しました

表だけでなく裏側もきちんと確認しましょう

 
5.完成  
いや本当に作業自体は大したことありませんが,位置決めに時間がかかります
入念にやったつもりで失敗して情けない

あとはしばらくしたら増し締めしましょうね

そうそう,ロールバーパッドを買い忘れてたのね・・・

さてその効果です

外した幌の重量=約15Kg
ロールバーの重量=約11kg
軽量化約4Kg

走りへの影響は,第一印象は車が異常に軽く感じました
でも4kgを感じれるわけもなく,さらに妻も乗せていたので軽くなっているはずがない
これはボデー剛性が向上したということでしょう
ノーマルでは,ハンドルで曲がる感じで旋回中心がリヤタイヤって感じでしたが
装着後は,旋回中心が自分の位置!しっかりリヤが働き始めたような気がします
おかげで安心感があり,アクセルが踏めるようになりました

こうなってくるとフル補強したくなるのが人情ですな