タイヤの手組み


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<'09/12/06>

タイヤの組換えって,結構お金かかります
4本で工賃7000円程度でしょう

これを節約するため・・・と言う口実で手組みにチャレンジしました

必要な道具を揃えます

タイヤレバー
リムプロテクター
タイヤバルブ装着冶具(ついで買い)
むしドライバー(写真なし)
ビードワックス(写真なし)
大体5000円で揃います

そしてもうひとつ肝心なものがビードブレーカです
市販品もありますが自作します
試作を繰り返しVer.4で完成

単管パイプの組み合わせです
1mのものが5本くらいで出来ます
継ぎ手を入れても4000円程度でしょう
ホイールが付いている部分はこうなっています

工房のサイクロン作成時のあまりを利用したのですがこれが優れものです
詳細は後ほど

では手組みのばらし編です

ビードブレーカでビードを落とします

最初は裏,次に表のビードを落とします
テスト用の225/45R16 RE01Rの場合,落としたビードが戻ってしまいます
なので,写真のように木っ端をはさんで保持するようにしました

すでにタイヤレバーを挿入した状態ですが,表のサイドウォールをめくります
タイヤバルブの右から始めて時計回りにはぐります

一発目をめくって2発目のレバー挿入位置

しっかり対面のビードを落としておきます
木っ端を入れてあるのであまり苦労しませんでしたが,ないときは踏みつけておきましょう

一蹴して表面完了


次に裏のはぐりです
ビードブレーカの丸台に装着します
上からも同じ板を付けて挟んでホイールを固定できるようにしました
これで作業が楽になるし,傷も付き難い

写真はすでに半分めくった状態
最初ここで苦戦しました
実は最初のテストピースにSタイヤ98J205/50R15を使用したところ,全く外せる気がしませんでした
ところがRE01Rだと比較的簡単にできました
やはりSタイヤのビードは相当硬い・・・
もうひとつ丸台がここで大活躍
タイヤレバーを台に当てることで,ホイールに傷を付けることなく思いっきり力が入れられます
これは思わぬメリットでした

と言うわけでタイヤの取り外しが出来ました


心配していた傷ですが,思ったより大丈夫で写真の2箇所が大きなものでした
これは表のビードをめくるときに,プロテクタが足りずにレバーをかけたためです


もう少し工夫すればほとんど傷は付かないかな
でも,まだ経験不足でレバーが外れたりと突発的に傷をつけてしまいます
そこは覚悟の上で手組みチャレンジしてみましょう

それからここまでの作業時間は1本12分
思ったより簡単に早く出来ました

ちなみに廃タイヤは近所のGSで引き取り350円でした


まだ組むタイヤがないのでそのうち組み付け編をレポートします

<'09/12/12>

タイヤレバープロテクターを購入しました

2本で1900円,プラスチック製でした

なので手持ちのレバーにはまりませんでした・・・

そのままでは終われないので,加工して装着

横をカットしました

こちら側はホイールと当たる部分にはまるようにしました


これでまぁまぁな感じになりましたが,ちゃんとフィットするカバーのほうがいいでしょうねぇ

ブレーカも小改良
ホイールホルダーの台座が強度不足です
現状は垂木ジョイントに片持ちタッピング固定のため,力に負けてぐらぐらしてきます


かん太ストレートを試してみました(手元にあったので)
板は固定されていません

こちらのほうが安定して作業が出来ましたので,しばらくこれでいきます

<'10/02/20>

こまごまとツールを増強・改善しました

380mmタイヤレバーを追加

下は300mmでちょっと力が必要
380mmだとずいぶん楽です

硬質リムプロテクター

肌色のやつが前回買った軟質タイプで変形したり穴が開いたりイマイチ
会社の後輩がなぜか持っていた硬質タイプをくれました
あと紐が付いている理由がようやく解明
タイヤを外す際に中に転がり落ちるので,引っ張り出すのに使用するようです

自作ビードヘルパー

タイヤを組む際にビードを落とした状態で保持するためのもの
こんな形じゃなくても20mm程度の木端で十分でした

ビードワックス塗布用スポンジ

ダイソーで購入
メラミンタイプは一発でだめになりました
このタイプは問題なしです

ビードブレーカのタイヤ外し台の補強
Befor   After
 
レバーをかけるうちに凹みや割れが発生したので,鉄板を貼りました

ずいぶん環境が整いました



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